プロジェクト レベルの管理
TestRail 6.6 以降のバージョンで、TestRail Enterpeise の管理者は特定のユーザーに完全な管理者パーミッションを付与することなく TestRail プロジェクトを管理する権限を与えることができます。それらの追加のユーザー パーミッションは、プロジェクト レベルの管理者が割り当てられたプロジェクト内でユーザーや設定を変更することを可能にします。
プロジェクト レベルの管理 は TestRail Enterprise の機能です。この機能を使用するには、ライセンスを Enterprise 製品にアップグレードする必要があるため、お問い合わせ先 にご連絡ください。
ユーザーにプロジェクト管理権限を委譲するには、次の手順に従います。
- ユーザー ロールを編集または作成して、追加のパーミッションを付与します。

- このロールを追加の権限を持たせるユーザーに割り当てます。このロールは、ユーザーのグローバル ロールとして割り当てられる必要があります。

- ユーザーにプロジェクトを割り当てます。これは非常に重要な手順です。これらの追加のパーミッションは、グローバル ロールでパーミッションが与えられたユーザーに対して、かつユーザーが割り当てられたプロジェクトでだけ適用されます。そのため、ユーザーは割り当てられていないプロジェクトには影響を与えずにプロジェクトの変更を行うことができます。

追加のパーミッションによって、TestRail ユーザーは以下を行うことができます。
- 「アクセスなし」グローバル ロールを持つ新規ユーザーの作成
- 既存のユーザーのディアクティベート
- 新規プロジェクトの作成
- 割り当てられたプロジェクトの設定の編集
- テストケース フィールドおよびテンプレートの作成および編集
- ユーザー変数の作成、編集、削除
- 割り当てられたプロジェクトの監査ログの参照
追加のパーミッションでは、以下を行うことはできません。
- TestRail 管理者の作成または管理
- ユーザーのグローバル ロールの変更
- 「ユーザーの無効化」機能の使用
- ロール設定の管理
- 割り当てられていないプロジェクトの設定
- 管理していないプロジェクトへのアクセス権をユーザーに付与
- 管理していないプロジェクトに影響を与えるカスタム フィールドまたはテンプレートの変更
- 他の管理者設定 (SSO、サイト設定など) の参照または編集