API: テスト ラン
テスト ラン に関する情報を取得したり、テスト ラン を作成または変更するには、次の API メソッドを使用します。
get_run
既存の テスト ラン を返します。テスト ラン に含まれるテストのリストについては、get_tests を参照してください。
GET index.php?/api/v2/get_run/:run_id
| :run_id | テスト ランの ID |
レスポンスの内容
典型的なレスポンスについては、下記を参照してください。
{
"assignedto_id": 6,
"blocked_count": 0,
"completed_on": null,
"config": "Firefox, Ubuntu 12",
"config_ids": [
2,
6
],
"created_by": 1,
"created_on": 1393845644,
"refs": "SAN-1",
"custom_status1_count": 0,
"custom_status2_count": 0,
"custom_status3_count": 0,
"custom_status4_count": 0,
"custom_status5_count": 0,
"custom_status6_count": 0,
"custom_status7_count": 0,
"description": null,
"failed_count": 2,
"id": 81,
"include_all": false,
"is_completed": false,
"milestone_id": 7,
"name": "File Formats",
"passed_count": 2,
"plan_id": 80,
"project_id": 1,
"retest_count": 1,
"suite_id": 4,
"untested_count": 3,
"updated_on": null,
"url": "http://<server>/testrail/index.php?/runs/view/81"
}
レスポンスには次のフィールドが含まれています。
| 名前 | タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| assignedto_id | int | テスト ラン全体が割り当てられるユーザーの ID |
| blocked_count | int | テスト ラン内で blocked とマークされているテストの数 |
| completed_on | timestamp | テスト ランがクローズされた日時 (UNIX タイムスタンプ) |
| config | string | テスト ランの設定を表す文字列 (テスト計画に含まれる場合) |
| config_ids | array | テスト ランの設定 ID の配列 (テスト計画に含まれる場合) |
| created_by | int | テスト ランを作成したユーザーの ID |
| created_on | timestamp | テスト ランが作成された日時 (UNIX タイムスタンプ) |
| custom_status?_count | int | テスト ラン内で該当するカスタム ステータスでマークされているテストの数 |
| description | string | テスト ランの説明 |
| failed_count | int | テスト ラン内で failed とマークされているテストの数 |
| id | int | テスト ランの一意の ID |
| include_all | bool | テスト ランにすべてのテストケースが含まれる場合は true、そうでない場合は false |
| is_completed | bool | テスト ランがクローズされていれば true、そうでなければ false |
| milestone_id | int | テスト ランが所属するマイルストーンの ID |
| plan_id | int | テスト ランが所属するテスト計画の ID |
| name | string | テスト ランの名前 |
| passed_count | int | テスト ラン内で passed とマークされているテストの数 |
| project_id | int | テスト ランが所属するプロジェクトの ID |
| retest_count | int | テスト ラン内で retest とマークされているテストの数 |
| suite_id | int | テスト ランの派生元テスト スイートの ID |
| untested_count | int | テスト ラン内で untested とマークされているテストの数 |
| updated_on | timestamp | テスト ランが更新された日時 |
| url | string | ユーザー インターフェイスに表示されるテスト ランのアドレス/URL |
| refs | string | 参照/要件のカンマ区切りのリスト |
レスポンス コード
| 200 | 成功。テスト ランがレスポンスの一部として返されます |
| 400 | 無効または不明なテスト ラン ID です |
| 403 | プロジェクトにアクセスできません |
リクエスト フィルター
以下のフィルターを適用できます。
| 名前 | タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| :created_after | timestamp | この日付以降に作成されたテスト ランのみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
| :created_before | timestamp | この日付以前に作成されたテスト ランのみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
| :created_by | int (list) | フィルタリングする作成者 (ユーザー ID) のカンマ区切りリスト。 |
| :is_completed | bool | 1 を指定すると完了したテスト ランだけを返します。0 を指定するとアクティブなテスト ランだけを返します。 |
| :limit/:offset | int | 結果を :limit 個のテスト ランだけに制限します。レコードをスキップするには :offset を使用します。 |
| :milestone_id | int (list) | フィルタリングするマイルストーン ID のカンマ区切りリスト。 |
| :refs_filter | string | 単一の欠陥 ID (例: TR-1, 4291, など) |
| :suite_id | int (list) | フィルタリングするテスト スイート ID のカンマ区切りリスト。 |
# All active test runs for project with ID 1 created by user with ID 1 or 2 GET index.php?/api/v2/get_runs/1&is_completed=0&created_by=1,2
レスポンスの内容
レスポンスには テスト ラン の配列が含まれます。リスト内の各 テスト ラン の形式は、get_run と同じです。
[
{ "id": 1, "name": "Test run 1", .. },
{ "id": 2, "name": "Test run 2", .. },
..
]注意: 2021 年 2 月 26日から、一括 GET API エンドポイントが返すデータの構造が変更されます。これらの一括エンドポイントは、すべてのエントリの配列ではなく、追加のページ分割フィールドを持つオブジェクトと、250 エンティティまでの配列を返します。新しいレスポンス構造を確認し、必要に応じたコードの変更をテストするには、API リクエストに次のヘッダーと値を含めます: x-api-ident: beta
新しいレスポンスの内容
レスポンスにはテスト ランの配列が含まれます。’runs’ 配列内の各テスト ランのフォーマットは get_run と同じです。
{
"offset": 0,
"limit": 250,
"size": 250,
"_links": {
"next": "/api/v2/get_cases/1&limit=250&offset=250",
"prev": null
},
"runs": [
{
"id": 1,
"name": "Test run 1", ..
},
{
"id": 2,
"name": "Test run 2", ..
},
..
]
}
レスポンス コード
| 200 | 成功。テスト ランがレスポンスの一部として返されます |
| 400 | 無効または不明なプロジェクト ID です |
| 403 | プロジェクトにアクセスできません |
add_run
新規 テスト ラン を作成します。
POST index.php?/api/v2/add_run/:project_id
| :project_id | テスト ランを追加するプロジェクトの ID |
リクエスト フィールド
以下の POST フィールドがサポートされています。
| 名前 | タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| suite_id | int | テスト ランのテスト スイートの ID (プロジェクトがシングル スイート モードで動作している場合はオプション、その他の場合は必須) |
| name | string | テスト ランの名前 |
| description | string | テスト ランの説明 |
| milestone_id | int | テスト ラン をリンクするマイルストーンの ID |
| assignedto_id | int | テスト ランを割り当てるユーザーの ID |
| include_all | bool | テスト スイートのすべてのテス トケースを含める場合は true、カスタム ケース選択の場合は false (デフォルト値: true) |
| case_ids | array | カスタム ケース選択用のテスト ケース ID の配列 |
| refs | string | 参照/要件のカンマ区切りリスト (TestRail 6.1 以降が必要) |
リクエストの例
カスタム テスト ケース選択を含む新しい テスト ラン を作成する方法を示す次の例も参照してください。
{
"suite_id": 1,
"name": "This is a new test run",
"assignedto_id": 5,
"refs": "SAN-1, SAN-2",
"include_all": false,
"case_ids": [1, 2, 3, 4, 7, 8]
}
レスポンスの内容
成功した場合、このメソッドは get_run と同じレスポンス形式を使用して新しいテスト ランを返します。
レスポンス コード
| 200 | 成功。テスト ランが作成され、レスポンスの一部として返されます |
| 400 | 無効または不明なプロジェクト ID です |
| 403 | テスト ランを追加する権限、またはプロジェクトへのアクセス権がありません |
リクエストの例
テスト ラン の説明とテスト ケースの選択を更新する方法を示す次の例も参照してください。
{
"description": "A description for the test run",
"include_all": true
}
次の例では、手動テストケース選択を使用するようにテスト ランを更新します。
{
"include_all": false,
"case_ids": [1, 2, 3, 5, 8]
}
レスポンスの内容
成功した場合、このメソッドは get_run と同じレスポンス形式を使用して更新されたテスト ランを返します。
レスポンス コード
| 200 | 成功。テスト ランが更新され、レスポンスの一部として返されます |
| 400 | 無効または不明なテスト ラン ID です |
| 403 | テスト ランを更新する権限、またはプロジェクトへのアクセス権がありません |
close_run
既存のテスト ランを閉じて、その テストと結果をアーカイブします。
POST index.php?/api/v2/close_run/:run_id
| :run_id | テスト ランの ID |
注意: クローズしたテスト ランを元に戻すことはできません。
レスポンスの内容
成功した場合、このメソッドは get_run と同じレスポンス形式を使用してクローズされたテスト ランを返します。
レスポンス コード
| 200 | 成功。テスト ランがクローズ (アーカイブ化) され、レスポンスの一部として返されます |
| 400 | 無効または不明なテスト ラン ID です |
| 403 | テスト ランをクローズする権限、またはプロジェクトへのアクセス権がありません |
delete_run
既存の テスト ラン を削除します。
テスト計画内のテスト ランを削除する方法は API:Plans を参照してください。
POST index.php?/api/v2/delete_run/:run_id
| :run_id | テスト ランの ID |
Soft パラメーター
soft=1 の場合、影響を受けるテストの数に関するデータを返します。
soft=1 を設定すると、エンティティは実際には削除されません。
注意: soft パラメーターを省略した場合、または soft=0 をサブミットした場合、テスト ランとそのテスト ケースは削除されます。
注意: 削除したテスト ランを元に戻すことはできず、テスト ランのすべてのテストと結果も永久に削除されます。
レスポンス コード
| 200 | 成功。テスト ランとそのすべてのテストが削除されました |
| 400 | 無効または不明なテスト ラン ID です |
| 403 | テスト ランを削除する権限、またはプロジェクトへのアクセス権がありません |