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言語:TestRail のユーザーインターフェイスの翻訳

言語:TestRail のユーザーインターフェイスの翻訳

TestRail はユーザーインターフェイスの翻訳を追加できるように構築されています。このトピックでは TestRail を翻訳する方法を説明します。チームがビルトインのユーザーインターフェイスである英語以外の言語を使用することに慣れている場合や、翻訳されたアプリケーションを使用したいと考える顧客や関係者がいる場合、TestRailのユーザーインターフェイスを翻訳するとよいでしょう。

TestRail の翻訳システムは、特定の用語やテキストを置き換えるためにも使用できます。TestRail は自動的に標準の英語のテキストにフォールバックするので、置き換えたいテキストや文字列だけを更新または上書きするだけで済みます。

TestRail はすべてのファイル、入力と出力に UTF-8 を使用するので、すべての翻訳ファイルを UTF-8 でエンコードしてください。欧米以外の文字を使用している場合、これは特に重要です。ファイルをエンコードする際は、BOM なしの UTF-8 を選択してください。

TestRail の翻訳手順

TestRail 用のカスタム翻訳を作成するには、次の手順に従います。

  • <testrail>/app/i18n/translations/ ディレクトリの下に新しいディレクトリを作成します。ディレクトリの下に新しいディレクトリを作成します。この例ではドイツ語の翻訳を作成するので、de という新しいディレクトリを作成します。
  • <testrail>/app/i18n/translations/en/ ディレクトリから all.php ファイルをコピーし、新しく作成したカスタム ディレクトリに配置します。
  • コピーした all.php ファイルを開き、すべてのテキストと文字列を翻訳します。カスタム翻訳ファイルで値が見つからない場合、TestRail は自動的にデフォルトの英語のテキストまたは文字列を使用します。そのため、TestRail の特定の部分だけを翻訳 (または置き換え) したい場合は、カスタム all.php ファイルの翻訳しない値をすべて削除します。TestRail は、まだ翻訳されていない新しい項目については自動的に英語のテキストにフォールバックするため、この仕組みは TestRail をアップデートした場合も有効です。
  • 新しい言語を登録し、TestRail が見つけられるようにする必要があります。それには、<testrail>/custom/config ディレクトリの languages.php というファイルを編集または新しく作成します (ディレクトリも作成する必要がある場合もあります)。テキスト エディターでファイルを開いて次のように入力し、新しい言語を登録します。
<?php

$languages['de'] = 'German';
  • 最後に、[管理] > [サイト設定] の下で、デフォルト言語として新しい言語を選択します。あるいは、ユーザーが [個人設定] で新しい言語を選択することも、[管理] > [ユーザーとロール] でユーザーの言語を変更することもできます。

システム テキストの翻訳

TestRail 自体の文字列やテキストの他に、TestRail のシステム フレームワーク (Gizmoと呼ばれる) の一般的なテキストとメッセージを翻訳することもできます。追加のシステム メッセージも翻訳するには、次の手順に従います。

  • <testrail>/sys/i18n/translations/ ディレクトリの下に GUI の場合と同じ翻訳識別子 (この例では de) を使用して新しいディレクトリを作成します。
  • <testrail>/sys/i18n/translations/en/ ディレクトリからファイルをコピーし、新しく作成したカスタム ディレクトリに配置します。
  • コピーしたファイルを開いて編集し、システム テキストを翻訳します。

注意:バージョン 4.0 以降の TestRail は、システム テキストに関して、単一の結合された翻訳ファイル (sys.php) のみを使用します。以前のバージョンの TestRail でシステム メッセージのカスタム翻訳を作成した場合は、これに合わせてカスタム翻訳を変更する必要があります。

TestRail を翻訳したものを他のユーザーと共有したい場合、こちらのパブリックな GitHub リポジトリにコントリビュートしていただけます。