6. テストラン作成

TestRail では、テストの実行、結果をテストランで管理します。

本章では TestRail のテストランの作成について説明します。

〇TestRail作業位置〇

テストラン作成方法

◆Practice ◆

テストランを作成します。

• • プロジェクトの「テストランと結果」タブを開きます。

• • テストラン画面右上の「テストランの追加」ボタンを押下します。

• • 「テストスイートの選択」ダイアログで “SampleSuite” を選択後、「OK」ボタンを押下します。

• • 「テストランの追加」ダイアログでテストランの設定を行います。
    • 名前：SampleSuite_TestRun1
    • マイルストーン：Version 1.0
    • アサイン：自分
    • 説明：チュートリアル用テストラン１です。
    • 特定のテストケースを選択：ラジオボタンを ON

• • 特定のテスト ケースを選択で「選択の変更」リンクをクリックします。
  • 「ケースの選択」ダイアログでテストランへ含めるテストケースの絞込を行います。
    1. 選択フィルターで 優先度 > High を選択します。
    2. 「一致したケースを選択」ボタンをクリックします。
    3. 3つのテストケースが選択されていることを確認後「OK」ボタンを押下します。

• • 「テストランの追加」ボタンを押下します。

• • テストケース 3 ケースを含んだテストランが作成されたことを確認します。

【参考】テストランのクローズ

☆Information☆

テストランにおけるテストの実行が完了したら、テストランをクローズします。

クローズされたテスト ランはそれ以降、結果の編集や変更ができなくなるため、テストランを実施時点の状態で保管することができます。

テストランに含まれるテストに関連付けられているテストケースの内容が変更されたた場合も、テストランがクローズされている場合はテストの内容(手順や期待する結果など)は、反映されず、テストを実施した時点の内容が保持されます。

テストランは以下の手順でクローズします。

• • クローズ対象のテストランの編集画面を開きます。
  • 右上のエリアにある「このテストランをクローズ」リンクをクリックします。

【参考】テストランの再実施

☆Information☆

既存のテストランの設定に基づいて新しいテスト ランを開始することができます。

以前に失敗したテストを再テストする場合などに適しています。

テストランの再実施は以下の手順で行います。

• • 再実施するテストラン画面を開きます。
  • 「再実施」ボタンを押下します。

• • 新しいテストランに含めるテストを、テストのステータスから選択します。テストのアサイン情報を引き継ぐ場合は、“Copy Assigned To” チェックボックスを ON にしてください。

• • 「OK」ボタンを押下して、テストランの設定画面に遷移後、設定を入力してテストランを作成します。

【参考】テストケースの選択

☆Information☆

テストラン作成時に、テストケースを選択する方法として以下の 3 つがあります。

• • すべてのテスト ケースを含める
    • テストラン作成時に選択したテストスイート内の全てのテストケースをテストランに含めます。
  • 特定のテスト ケースを選択
    • フィルタリング機能で、テストランに含めるテストケースを絞込むことができます。
    • テストランの作成後に、フィルタリング条件に一致するテストケースが追加されたり、テストケースを変更してフィルタリング条件から外れても、一度テストランに含まれたテトケースはテストランから追加、除外されません。
  • 動的フィルタリング
    • ベータ版の機能であり、今後のバージョンで動作が変わる恐れがあります。
    • フィルタリング機能で、テストランに含めるテストケースを絞込むことができます。
    • テストランの作成後に、フィルタリング条件に一致するテストケースが追加されたり、テストケースを変更してフィルタリング条件から外れた場合、テストランに反映されます。(テストランのテストが追加、削除されます。)

リンク

• TestRail ユーザーガイド
• 次のチュートリアル: 7.テスト計画作成