共有テスト手順に関する詳細をリクエストするには、次の API メソッドを使用します。
共有テスト手順および関連エンドポイントは TestRail 7.0 以降で利用可能です。
既存の共有テスト手順のセットを返します。
GET index.php?/api/v2/get_shared_step/{shared_step_id}
パラメーター
名前 | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
shared_step_id | integer | true | 共有テスト手順セットの ID |
レスポンスの内容
レスポンスの例
{ "id": 1, "title": "Default Login", "project_id": 2, "created_by": 1, "created_on": 1612555977, "updated_by": 1, "updated_on": 1612555977, "custom_steps_separated": [ { "content": "Navigate to https:\\/\\/localhost\\/some_app", "additional_info": null, "expected": "Login screen loads", "refs": "TR-123" }, { "content": "Enter Valid Credentials", "additional_info": null, "expected": "Logged in and redirected to dashboard", "refs": null } ], "case_ids": [ 25 ] }
レスポンスには次のフィールドが含まれています。
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
case_ids | array | 整数の配列。配列には共有テスト手順のセットを使用するすべてのテスト ケースが含まれます。 |
created_by | integer | 共有テスト手順のセットを作成したユーザーの ID |
created_on | timestamp | 共有テスト手順が作成された日付/時間 (UNIX タイムスタンプ) |
custom_steps_separated | array | オブジェクトの配列。各オブジェクトには個々のテスト手順の詳細が含まれます。 |
id | integer | 共有テスト手順セットの ID |
project_id | integer | 共有テスト手順が存在するプロジェクトの ID |
title | string | 共有テスト手順のセットに付けられたタイトル |
updated_by | integer | 共有テスト手順のセットを最後に更新したユーザーの ID |
updated_on | timestamp | 共有テスト手順が最後に更新された日付/時間 (UNIX タイムスタンプ) |
custom_steps_separated fields
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
additional_info | text | “Additional Info” フィールドのテキスト内容 |
content | text | “Step” フィールドのテキスト内容 |
expected | text | “Expected Result” フィールドのテキスト内容 |
refs | string | “References” フィールドの参照情報 |
custom_steps_separated
フィールド名は、個別の手順フィールドのデフォルトのシステム名です。インスタンスからフィールドが削除されていたり、別のシステム名で再作成されていたりする場合、この名前は異なる可能性があります。
レスポンス コード
ステータス コード | 説明 |
---|---|
200 | 成功。共有テスト手順がレスポンスの一部として返されます |
400 | 共有テスト手順が無効または不明です |
403 | 権限が不十分です |
429 | TestRail Cloud のみ – リクエストが多すぎます |
TestRail 7.3 以降が必要です。
既存の共有テスト手順のセットを返します。
GET index.php?/api/v2/get_shared_step_history/{shared_step_id}
パラメーター
名前 | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
shared_step_id | integer | true | 共有テスト手順セットの ID |
レスポンスの内容
レスポンスには共有テスト手順の変更履歴が次の形式で含まれます。
{ "offset": 0, "limit": 250, "size": 2, "_links": { "next": null, "prev": null }, "step_history": [ { "id": "1", "timestamp": 1389968184, "user_id": "4", "custom_steps_separated": [ { "content": "Step 1", "additional_info": "Step 1 Additional Information", "expected": "Expected Result 1", "refs": "ABC-1, ABC-2" } ], "title": "Shared Steps 1" } ] }
レスポンスには次のフィールドが含まれます。
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
offset | integer | 手順の履歴のカウントを開始する位置 |
limit | integer | 返されるレコードの最大数 |
size | integer | 返されるレコードの数 |
links | object | 次および前の値セットへの URI を含むオブジェクト (存在する場合) |
step_history | object | 共有テスト手順への変更の配列 |
title | string | 共有テスト手順のタイトル |
step_history fields
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
id | integer | 変更レコードの ID |
user_id | integer | 変更を実施したユーザーの ID |
timestamp | integer | 変更が行われた日時を表す Unix タイムスタンプ |
custom_steps_separated | object | オブジェクトには、テスト手順レコードの個々の利用可能なフィールドおよび値が含まれ、get_shared_step と一致します。 |
custom_steps_separated
フィールド名は、個別の手順フィールドのデフォルトのシステム名です。インスタンスからフィールドが削除されていたり、別のシステム名で再作成されていたりする場合、この名前は異なる可能性があります。
レスポンス コード
ステータス コード | 説明 |
---|---|
200 | 成功。共有テスト手順の履歴がレスポンスの一部として返されます |
400 | 共有テスト手順が無効または不明です |
403 | 権限が不十分です |
429 | TestRail Cloud のみ – リクエストが多すぎます |
プロジェクトの共有テスト手順のリストを返します。
GET index.php?/api/v2/get_shared_steps/{project_id}
パラメーター
名前 | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
project_id | integer | true | プロジェクトの ID |
リクエスト ボディ
名前 | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
created_after | timestamp | false | この日付以降に作成された共有テスト手順のみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
created_before | timestamp | false | この日付以前に作成された共有テスト手順のみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
created_by | integer (list) | false | フィルタリングする作成者 (ユーザー ID) のカンマ区切りリスト。 |
limit/offset | integer | false | 結果を :limit 個のテスト ランだけに制限します。レコードをスキップするには :offset を使用します。 |
updated_after | timestamp | false | この日付以降に更新された共有テスト手順のみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
updated_before | timestamp | false | この日付以前に更新された共有テスト手順のみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
refs | string | false | 単一の参照 ID (例: TR-a, 4291, など) |
このメソッドは、最大で 250 のエントリを含むレスポンス配列を返します。それ以上のエントリを取得するには、上の表で説明されているオフセット フィルターを使用して追加のリクエストを行います。
# All shared steps for project with ID 1 created by user with ID 1 or 2 GET index.php?/api/v2/get_shared_steps/1&created_by=1,2
レスポンスの内容
レスポンスには共有テスト手順の配列が含まれます。リスト内の各エントリの形式は、get_shared_step と同じです。
{ "offset": 0, "limit": 250, "size": 250, "_links": { "next": "/api/v2/get_shared_steps/1&limit=250&offset=250", "prev": null }, "shared_steps": [ { "id": 1, "title": "Shared Step 1", }, { "id": 2, "title": "Shared Step 2", } ] }
レスポンス コード
ステータス コード | 説明 |
---|---|
200 | 成功。共有テスト手順がレスポンスの一部として返されます |
400 | 共有テスト手順が無効または不明です |
403 | 権限が不十分です |
429 | TestRail Cloud のみ – リクエストが多すぎます |
新しい共有テスト手順のセットを作成します。プロジェクトにテスト ケースを追加する権限が必要です。
POST index.php?/api/v2/add_shared_step/{project_id}
パラメーター
名前 | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
project_id | integer | true | プロジェクトの ID |
リクエスト ボディ
名前 | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
custom_steps_separated | array | false | オブジェクトの配列。各オブジェクトには個々のテスト手順の詳細が含まれます。詳細は下の表を参照してください。 |
title | string | true | 手順のセットのタイトル |
created_by | integer (list) | false | フィルタリングする作成者 (ユーザー ID) のカンマ区切りリスト。 |
limit/offset | integer | false | 結果を :limit 個のテスト ランだけに制限します。レコードをスキップするには :offset を使用します。 |
updated_after | timestamp | false | この日付以降に更新された共有テスト手順のみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
updated_before | timestamp | false | この日付以前に更新された共有テスト手順のみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
refs | string | false | 単一の参照 ID (例: TR-a, 4291, など) |
custom_steps_separated fields
配列内の個々の JSON オブジェクトには、以下のフィールドが少なくとも 1 つ含まれている必要があります。
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
additional_info | text | “Additional Info” フィールドのテキスト内容 |
content | text | “Step” フィールドのテキスト内容 |
expected | text | “Expected Result” フィールドのテキスト内容 |
refs | string | “References” フィールドの参照情報 |
custom_steps_separated
フィールド名は、個別の手順フィールドのデフォルトのシステム名です。インスタンスからフィールドが削除されていたり、別のシステム名で再作成されていたりする場合、この名前は異なる可能性があります。
リクエストの例
新しい共有テスト手順のセットを作成する方法を示す次の例も参照してください。
{ "title": "First Step", "custom_steps_separated": [ { "content": "Open home page", "additional_info": "Must be a new browser session", "expected": "Login page loads", "refs": "RF-1" }, { "content": "Log In", } ] }
レスポンスの内容
成功した場合、このメソッドは get_shared_step と同じレスポンス形式を使用して新しい共有手順を返します。
レスポンスには次のシステム フィールドが含まれています。
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
case_ids | array | 整数の配列。配列には共有テスト手順のセットを使用するすべてのテスト ケースが含まれます。 |
created_by | integer | 共有テスト手順のセットを作成したユーザーの ID |
created_on | timestamp | 共有テスト手順が作成された日付/時間 (UNIX タイムスタンプ) |
custom_steps_separated | array | オブジェクトの配列。各オブジェクトには個々のテスト手順の詳細が含まれます。 |
id | integer | 共有テスト手順セットの ID |
project_id | integer | 共有テスト手順が存在するプロジェクトの ID |
title | string | 共有テスト手順のセットに付けられたタイトル |
updated_by | integer | 共有テスト手順のセットを最後に更新したユーザーの ID |
updated_on | timestamp | 共有テスト手順が最後に更新された日付/時間 (UNIX タイムスタンプ) |
レスポンス コード
ステータス コード | 説明 |
---|---|
200 | 成功。共有テスト手順のセットが作成され、レスポンスの一部として返されます |
400 | 共有テスト手順が無効または不明です |
403 | 権限が不十分です |
429 | TestRail Cloud のみ – リクエストが多すぎます |
既存の共有テスト手順のセットを更新します (部分的な更新がサポートされています。つまり、特定のフィールドのみを送信して更新できます)。プロジェクトのテスト ケースを編集する権限が必要です。
POST index.php?/api/v2/update_shared_step/{shared_update_id}
パラメーター
名前 | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
shared_update_id | integer | true | 共有テスト手順セットの ID |
リクエスト ボディ
名前 | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
custom_steps_separated | array | false | オブジェクトの配列。各オブジェクトには個々のテスト手順の詳細が含まれます。詳細は下の表を参照してください。 |
title | string | true | 手順のセットのタイトル |
created_by | integer (list) | false | フィルタリングする作成者 (ユーザー ID) のカンマ区切りリスト。 |
limit/offset | integer | false | 結果を :limit 個のテスト ランだけに制限します。レコードをスキップするには :offset を使用します。 |
updated_after | timestamp | false | この日付以降に更新された共有テスト手順のみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
updated_before | timestamp | false | この日付以前に更新された共有テスト手順のみを返す (UNIX タイムスタンプ) |
refs | string | false | 単一の参照 ID (例: TR-a, 4291, など) |
メソッドは add_shared_step
と同じフィールドをサポートしています。custom_steps_separated
フィールドをサブミットすると、すべての既存の手順が置き換えられます。
レスポンスの内容
成功した場合、このメソッドは get_shared_step と同じレスポンス形式を使用して更新された共有手順を返します。
{ "id": 1, "title": "Default Login", "project_id": 2, "created_by": 1, "created_on": 1612555977, "updated_by": 1, "updated_on": 1612555977, "custom_steps_separated": [ { "content": "Navigate to https:\\/\\/localhost\\/some_app", "additional_info": null, "expected": "Login screen loads", "refs": "TR-123" }, { "content": "Enter Valid Credentials", "additional_info": null, "expected": "Logged in and redirected to dashboard", "refs": null } ], "case_ids": [ 25 ] }
レスポンス コード
ステータス コード | 説明 |
---|---|
200 | 成功。共有テスト手順のセットが更新され、レスポンスの一部として返されます |
400 | 無効または不明なテスト |
403 | 権限が不十分です |
429 | TestRail Cloud のみ – リクエストが多すぎます |
削除したテスト手順を元に戻せません。デフォルトでは、共有テスト手順のセットを削除しても、そのセットを使用しているすべてのテスト ケースから手順は削除されません。keep_in_cases
パラメーターを使用すると、テスト ケースからも手順を削除できます。
既存の共有テスト手順エンティティを削除します。プロジェクトのテスト ケースを削除する権限が必要です。
POST index.php?/api/v2/delete_shared_step/{shared_update_id}
パラメーター
名前 | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
shared_update_id | integer | true | 共有テスト手順セットの ID |
keep_in_cases | boolean | true | デフォルト値は 1 (true)。keep_in_cases=0 をサブミットすると、すべてのテスト ケースと共有テスト手順リポジトリから共有テスト手順が削除されます。 |
リクエスト ボディ
{ "keep_in_cases":0 }
レスポンスの内容
成功した場合、このメソッドはステータス コード 200 を返し、他のデータは返しません。
レスポンス コード
ステータス コード | 説明 |
---|---|
200 | 成功。共有テスト手順のセットが削除されました。 |
400 | 共有テスト手順 ID が無効または不明です |
403 | 権限が不十分です |
429 | TestRail Cloud のみ – リクエストが多すぎます |