リリースバージョン
TestRail のバージョン︓6.3.1.1008
TestRail のバージョンは、[管理]タブ – [TestRailについて] – [TestRail のバージョン] でご確認いただけます。
主な変更点
Docker 環境サポート
TestRail を Docker 環境でご利用いただけるようになりました。日本語版専用の docker-compose ファイルをご用意しています。
UI テーマの追加
以下2つの UI テーマが新しく追加されました。
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- Modern テーマ
- Dark テーマ
過去バージョンと同じテーマで利用する場合は以下の設定変更が必要です。
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- [個人設定] > [ユーザータブ] > [テーマ] で ‘Classic’ を選択する (ログインユーザー毎に設定を変更する必要があります)
動的フィルタリング
テストラン作成時に設定したテストケースのフィルターに基づいて、テストランに自動的にテストケースを追加および削除します。例えば、フィルターに一致する新規テストケースが追加されると、そのテストケースは自動的にテストランに追加されます。
本機能はベータ版であり、今後のバージョンで動作が変わる恐れがあります。
ファイルの添付
テストランとテスト計画にファイルを添付できるようになりました。
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- テスト実行時に参照すべき文書やデータなどを添付できます。
添付ファイル情報の取得/追加用の REST API に、テストラン、テスト計画用の API が追加されました。
監査ログ機能の更新 (エンタープライズ)
TestRail エンタープライズ版でご利用いただける監査ログ機能が変更されました。
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- 監査ログにプロジェクト列が追加され、プロジェクトによるログ情報の絞込が可能
- 監査ログを外部ファイルにエクスポートできる
- TestRail の監査ログ記録 (エンタープライズ)
その他
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- プロジェクトの概要ページからサイドバーでテストケースを追加できるようになりました。
- 編集画面を開いても、変更がなければ保存ボタンがクリックできないようになりました。
- テストケースやテストランの 3 ペイン画面から直接テストケースの編集ができるようになりました。
- テストランに [参照] フィールドが追加され、TestRail 外部の要件情報とテストランを紐づけられるようになりました。
- TestRail for Jira アドオンの変更
- JIRA の TestRail アドオンで以下が変更されました。 ご利用には、JIRA 側で TestRail for Jira アドオン情報のアップデートが必要です。TestRail for Jira アドオン
- JIRA から TestRail のテストランを作成する
- TestRail から JIRA に登録するときにファイルを添付できる
- 複数の TestRail インスタンスと単一の JIRA を統合できる
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アップグレード方法
TestRail のアップグレードをご参照の上、アップグレードを実施ください。
ご利用時の注意事項
日本語化したTestRailの最新バージョンをご提供しています。TestRail の[管理]タブ – [TestRailについて] – [TestRail のバージョン] にアップデートの案内が表示される場合も、アップデートはせずにご利用ください。
既知の不具合
本バージョンには以下の不具合がございます。
XML ファイルを利用した新規テスト ケースの追加時にエラーが発生する
テストスイートとケース画面で、XML インポートの「新規テスト ケースの追加」を選択してインポートボタンを押下するとエラーメッセージ「“Trying to get property ‘section_id’ of non-object”」が表示されて新規テストケースをインポートできない場合があります。
回避策
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- XML ファイル内のテストケース ID (CXXX) をインポート先の TestRail に実在するテストケース ID に変更後、インポートしてください。 (複数のテストケースがある場合も、全て同じテストケース ID で構いません。)
- 指定したテストケース ID は上書きされず、XML ファイル内のテストケースが新規インポートされます。
テストケース、テストエクスポート機能で日本語ファイル名が文字化けする
IE, Edge (レガシー版) でプロジェクト名、テストラン名に日本語文字列が含まれる場合以下のエクスポート機能でダウンロードするファイル名が文字化けします。
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テストケースエクスポート (csv, xml, excel)
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テストエクスポート (csv, xml, excel)
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回避策
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- IE, Edge 以外のブラウザをご利用いただくか、エクスポート後に任意のファイル名に変更してください。
テスト結果編集画面から添付ファイルを削除することができない
テスト結果編集画面で、添付ファイルの削除ボタンをクリックしてもエラーメッセージ「テスト結果またはコメントの添付ファイルを削除できません。」が表示されてファイルが削除できません。
回避策
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- テスト結果から添付ファイルを削除するには、REST API の ‘delete_attachment’ を利用してください。
API の ‘get_attachments_for_plan_entry’ でエラーが返らない
存在しないテスト計画 ID やエントリ ID を指定してもエラーが返らない。
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- リターンコード ‘200’ が戻されるため成功しているように見受けられますが、テスト計画のエントリに添付されているファイルのリストは取得できません。
回避策
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- ありません
API の ‘delete_attachment’ でエントリの添付ファイルを削除できない
テスト計画のエントリの添付ファイルは、REST API の ‘delete_attachment’ で削除ができません。
回避策
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- エントリから添付ファイルを削除するには、TestRail 画面から、手動で削除してください。
修正された不具合
本バージョンでは以下の不具合が修正されました。
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- 日本語ファイル名の添付ファイルをダウンロードするとファイル名が文字化けする
- 名前に日本語文字列を含むテストラン、テストスイートのエクスポートでファイル名が “___” になる
- フィルター解除ボタンが消えてしまう
日本語版の制限事項
日本語版 TestRail には以下の制限事項がございます。
UTF-8の4byte⽂字を⼊⼒できない
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- Linux 環境 にインストールしたTestRailにUTF-8の4byte⽂字を⼊⼒すると Incorrect string value: ” for column ‘title’ at row 1エラーが発⽣します。
- 本問題は Windows 環境(データベースに SQL Server を利⽤) では発⽣しません。
Markdown記法でテーブルのヘッダーに⽇本語を使⽤するとアラインが機能しない
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- テーブルのヘッダー(列のカラム名)に⽇本語を⼊⼒し、アラインの中央揃え、右揃えを設定しても反映されません。
- デフォルトの左揃えで、 “:” が⽂字列として表⽰されます。
⽇本語⽂字列を含むテストケースのインポートで⽂字化けする (CSV ファイル、 ファイルエンコード Shift_JIS)
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- CSVファイルのエンコーディングをがShift_JISのテストケースをTestRailにインポートする際、⽇本語⽂字列が含まれていると⽂字化けします。
- CSVファイルのエンコーディングをUTF-8に変換後にインポートしてください。
Excelへのエクスポートでファイルの拡張⼦が *.csv 、⽇本語が⽂字化けする
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- [Excel エクスポート] 機能に以下の問題があります。
- 出⼒するファイルの拡張⼦が *.csv になる
- ⽇本語⽂字列が⽂字化けする
- [CSV エクスポート] 機能で CSV ファイルに出⼒してください。
- [Excel エクスポート] 機能に以下の問題があります。