ページを選択

テストの割り当て

テストの実行を割り当てることは、チーム メンバー間のコラボレーションと効果的なコミュニケーションを促進します。特定のテスト ケースを個々のテスターに割り当てると、作業負荷を均等に効率よく分散できます。これは、作業の重複を防ぎ、各テスターがそれぞれに割り当てられたテストの実行に集中できるようにするため、より早く、より正確な結果が得られます。

テスト実行の割り当てに関して一貫したアプローチを採ることで、テスト実行の進捗をモニターしたり、個々のテスターの作業負荷を参照したり、包括的なテスト カバレッジのレポートを生成したりできます。レポートは、プロジェクトのステークホルダーにとって価値のある洞察を提供し、テスト プロセス全体を通じて、十分な情報を得たうえでの意思決定を可能にします。

TestRail では、さまざまな方法で実行するテストを割り当てることができます。

    • テスト ラン作成時の割り当て
    • テスト ラン編集時の割り当て
    • 個々のテスト ケースの割り当て
    • 結果サブミット時の割り当て
    • テスト ケースの一括割り当て

テスト ラン作成時の割り当て

テスト ランの作成時に実行対象のテストを割り当てるには、次の操作を行います。

    • TestRail でテスト ランを作成するプロジェクトに移動します。
    • [テスト ランと結果] セクションに移動します。
    • [テスト ランの追加] ボタンをクリックします。
    • [アサイン] ドロップダウン フィールドで、テスト ランを割り当てるユーザーを選択します。
    • 名前、説明などのテスト ランの必須フィールドに適切な情報を入力します。
    • テスト ランを保存します。
    • テスト ランおよびテスト ランに含まれるすべてのテスト ケースが指定されたユーザーに割り当てられます。

テスト ラン編集時の割り当て

既存のテスト ランを編集し、特定のユーザーに割り当てるには、次の操作を行います。

    • 編集対象のテスト ランを含むプロジェクトに移動します。
    • [テスト ランと結果] セクションに移動します。
    • テスト ランをクリックし、詳細を開きます。
    • [編集] ボタンをクリックします。
    • [アサイン] ドロップダウン フィールドで、テスト ランを割り当てるユーザーを選択します。
    • 変更を保存します。
    • テスト ランおよびテスト ランに含まれるすべてのテストが指定されたユーザーに割り当てられます。

個々のテストの割り当て

テスト ラン内の個々のテストを割り当てるには、次の操作を行います。

    • テスト ケースを割り当てるテスト ランを含むプロジェクトに移動します。
    • [テスト ランと結果] セクションに移動します。
    • テスト ランをクリックし、詳細を開きます。
    • テスト ケースをクリックして 3 ペイン ビューを開きます。
    • [アサイン] ボタンをクリックします。
    • [アサイン] ダイアログ ボックスの [アサイン] ドロップダウン リストから担当者を選択し、[アサイン] ボタンをクリックします。

テスト結果サブミット時の割り当て

次の手順を実行し、テスト結果をサブミットするときにテストをユーザーに割り当てることもできます。

    • テストを割り当てるテスト ランを含むプロジェクトに移動します。
    • [テスト ランと結果] セクションに移動します。
    • テスト ランをクリックし、詳細を開きます。
    • テストをクリックして 3 ペイン ビューを開きます。
    • [結果の追加] ボタンをクリックします。
    • [担当] 画面の [担当] ドロップダウン リストから担当者を選択し、[結果の追加] ボタンをクリックします。

TestRail では、多数のテストに一度にテスト 結果をサブミットできます。一括結果サブミット機能を使用すると、複数のテストを 1 人のユーザーに割り当てできます。詳細については、テスト結果の登録ガイドを参照してください。

テストの一括割り当て

テスト を一括で割り当てるには、次の操作を行います。

    • テストを割り当てるテスト ランを含むプロジェクトに移動します。
    • [テスト ランと結果] セクションに移動します。
    • テスト ランをクリックし、詳細を開きます。
    • 一括で割り当てるテストを選択します。各テストの隣にあるチェックボックスを使用して複数のテストを選択できます。
    • 次の画面ショットに示すように、[選択対象を割り当て] オプションをクリックします。
    • [担当] ダイアログの [担当] ドロップダウン リストから担当者を選択し、[アサイン] ボタンをクリックします

 

TestRail の [フィルター内のすべてを割り当て] オプションを使用して複数のテストを割り当てることもできます。このオプションを使用すると、フィルターに基づいて特定のテスターにテストを割り当てることができます。この機能は、テストをフィルタリングして一度に割り当てることで、割り当てプロセスを簡略化します。

TO DO ページでの作業負荷の管理

TestRail の TODO セクションは、タスクを効果的に管理し、追跡するのに役立つ強力な機能です。TODO セクションには、個人が完了する必要があるすべてのタスクの概要が表示され、チームの計画を改善するのに役立ちます。

TODO セクションの重要な利点の 1 つは、パーソナライズされていることです。ユーザーにテスト ケースまたはテスト ランが割り当てられると、該当するプロジェクトのユーザー専用の TODO セクションにすぐに反映されます。そのため、役割とプロジェクトに合わせた固有のタスクのリストを持つことができます。

TODO セクションは、TODO リストにテスト ランおよびテスト ケースを取り込んでチーム メンバーに各自の責任の明確な可視化を提供し、割り当てられたタスクを完了することに集中できるようにします。 TODO セクションを定期的に参照すると、継続的に進捗をモニターし、スケジュールから遅れているテスト アクティビティがあれば、ただちに識別できます。

TODO セクションでのグラフの解析

TestRail の TODO セクションのグラフは、効果的に作業負荷を管理し、テスト タスクに優先順位を付けるのに役立ちます。このグラフは、ユーザーに割り当てられたアクティブなテスト ランおよび今後開始されるテスト ランに関する情報を表示します。

TODO セクションのアクティブなテストは、現在進行中のテストであり、開始予定のテストは、開始日が未来のマイルストーンに関連付けられたテスト ランまたはテスト計画に所属するテストです。

テスト ランのリスト

テスト ランのリストには、以下の情報が表示されます。

    • 自分に割り当てられたテストを少なくとも 1 つ含むすべてのテスト ランが表示されます。
    • 自分に割り当てられたテスト ラン内のテストの数が、ランの名前の隣に表示されます。
    • テスト ランの進捗バーは、ラン全体の進捗を表します。

テスト ランをクリックすると、テスト ランに移動し、テストのリストには、自分に割り当てられたテストだけが表示され、担当タスクに限定されたビューを参照できます。

管理ビュー

通常のテスター ロールを持つユーザーは、TODO セクションで自分の作業負荷だけを参照できます。いっぽう管理者は、TODO リストで任意のメンバーの作業負荷を参照できます。それには、ページ右上隅の [ユーザー フィルター] を使用します。

[ユーザー フィルター] で TODO リストを参照するチーム メンバーを選択し、[ユーザー フィルター] ボタンをクリックします。

両方のユーザーの TODO リストが表示されます。