参照のカバレッジ (ケース) レポート

概要

参照のカバレッジ (ケース) レポートは、参照のテストカバレッジをカバレッジマトリクス形式ですばやく参照することを可能にします。参照は、開発チームの要件と TestRail 内のテストケースをリンクするのに使用されます。

参照のカバレッジ (ケース) レポートを作成するには、ユーザーによって作成されたテストケース内に参照が指定されている必要があります。このレポートを使用すると、すべての参照または特定の参照のセット全体のカバレッジを素早くチェックできます。これは、指定されたすべての開発チームの要件に対応するテストケースが作成済みであることを検証するのに役立ちます。

参照のカバレッジ (ケース) レポートの作成

前提条件

ユーザーロールで以下のパーミッションが有効化されていることを確認してください。

詳細については、ユーザーのパーミッションとロールの管理ガイドを参照してください。

参照のカバレッジ (ケース) レポートの作成手順

TestRail で参照のカバレッジ (ケース) レポートを生成するには、いくつかの設定を行う必要があります。

テストレポートを作成するプロジェクトに移動します。[レポート] タブに移動します。

右側に [レポートの作成] ペインが表示されています。ケース セクションの下の [参照のカバレッジ] をクリックします。

[レポートの追加] ページには、次の 3 つの主要なセクションがあります。

- 名前と説明
- レポートオプション
- アクセスとスケジュール

以下の手順に従って、各セクションを設定します。

名前と説明

レポート名と説明をそれぞれのフィールドに入力します。

レポートオプション

[レポートの追加] ページで [レポートオプション] セクションにスクロールダウンします。[参照]、[セクション]、[テストケース] の 3 つのタブがあります。

参照

[参照] タブには 2 つのオプションがあります。最初のオプションを指定すると、すべての参照をレポートに含め、テストケースにリンクしたすべての参照のレポートを生成します。

2 つめのオプションでは、レポートに含める特定の参照の参照 ID を追加します。1 行に 1 つの参照 ID を入力します。

セクション (または、テストスイート)

[セクション] タブでは以下を設定できます。

テストケースのすべてのセクションを含めるか、特定のセクションだけを含めるかを選択します。このオプションによって、テストケースの特定のセクションの結果だけをレポートで示すことができます。複数のセクションまたはサブセクションを選択するには、Ctrl/cmd キーを押したままセクションをクリックします。

プロジェクトが単一リポジトリではない場合、[セクション] タブの代わりに [テストスイート] タブが表示され、レポートに表示するテストスイートをフィルタリングできます。

テストケース

[テストケース] タブでは以下を設定できます。

1. 追加のフィルターを設定し、レポートに表示するテストケースのデータを選択します。デフォルトでは、「参照があるテストケース」と「参照がないテストケース」の両方が表示されます。 「参照があるテストケース」をオフにすると、テストカバレッジの潜在的な不足を検出するレポートを生成できます。
2. テストケースの情報を示すテーブルに含める列を選択します。デフォルトの列には ID とタイトルが含まれます。表示したい情報に応じて、ステータス、(テストケース) タイプ、優先度などの列を追加できます。その後、レポートに含めるテストケースの最大数を設定できます。
  100、250、500、1000、2500、5000 を最大数として選択できます。

アクセスとスケジュール

このセクションでは、アクセスとスケジュールオプションを設定できます。詳細については、一般的な設定ガイドを参照してください。

スクロールダウンし、[レポートの追加] をクリックしてレポートを生成します。

参照のカバレッジ (ケース) レポートの読み方

レポートに含まれるデータの量によっては、レポートの生成に時間がかかる場合があることに注意が必要です。レポートが生成されたら、[レポート] タブに移動してリスト中の適切なレポートをクリックすることでレポートを参照できます。

レポートページの最初のグラフは、要求された参照情報を示す円グラフと棒グラフです。円グラフは、テストケースの参照カバレッジ率を表示します。レポート設定時に [すべての参照] を選択した場合、カバレッジが 100% であれば、青一色の円が表示されます。[次の参照のみ] セクションで貼り付けた参照 ID がすべてテストケースでカバーされている場合も、100% カバレッジを表す青い円が表示されます。何もカバーされていない場合、0% のカバレッジを表す黒一色の円が表示されます。

棒グラフは参照、リンクされたテストケースの数および/またはリストされた参照がないテストケースの数の合計を表示します。一番上の緑色の棒は、テストケースに追加した参照の数を表します。真ん中のオレンジ色の棒は、参照があるテストケースの数を表します。一番下の青色の棒は、参照がないテストケースの数を表します。

棒グラフの下に、参照、参照があるテストケース (もしあれば)、参照がないテストケースの表があります。

参照の表には、ID 番号、テストケースのタイトル、優先度など、レポート設定時に指定した情報が含まれます。ここで、個々のハイパーリンクされた参照をクリックし、詳細を参照することができます。たとえば、Jira の参照である場合、Jira で詳細を確認できます。その時点で Jira にログインしていない場合、まずログインするよう求められます。

表には、参照があるテストケースおよび/または参照がないテストケースが表示されます。上で説明したとおり、両方を表示するか、どちらかだけを表示するかを設定するオプションがあります。参照がある場合、テストケースは参照ごとにグループ化されます。参照がないテストケースが見つかったら確認し、テストケースを編集して参照を追加することで、要件と TestRail に記録されたテスト作業の整合性を取ることができます。

テストケースは TestRail のより詳細なテストケースレコードへのハイパーリンクとともに表示されます。テストケース内のサブセクションに対してレポートする事項があった場合、セクション階層を示すためにわずかにインデントされます。

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