ページを選択

ビヘイビア駆動開発 (BDD)

TestRail で Gherkin 構文を使用したビヘイビア駆動開発 (BDD) シナリオを作成および実行できます。テスト ケース作成時に使用できる BDD テンプレートが用意されています。

この機能を使用すると、TestRail 内で直接 BDD シナリオを設計して実行できます。また、シナリオを feature ファイルとしてインポートまたはエクスポートすることで、自動テスト ワークフローの一部としてシナリオを実装することもできます。

TestRail での BDD シナリオの設計

テスト ケースの作成または編集時に BDD シナリオを設計するには、[テンプレート] ドロップダウン オプションで「Behavior Driven Development」を指定します。新規テスト ケースの作成時または既存のテスト ケースの編集時にこのオプションを選択すると、新しく [BDD Scenarios] セクションが追加されます。[Add the first scenario] をクリックして BDD シナリオの追加を開始します。

テスト ケースの各シナリオに情報を追加します。BDD シナリオの各行は Gherkin キーワードで始まります。Gherkin で使用される主なキーワードに以下のようなものがあります。

    • Feature
    • Rule 
    • Scenario
    • Given, When, Then, And, But
    • Background
    • Scenario Outline 
    • Examples 

複数のシナリオがある場合、自由にシナリオの順序を入れ替えたり、さらにシナリオを追加したり、シナリオを削除したりするオプションがあります。それらのオプションは、各シナリオの右下隅にあります。灰色の矢印をクリックすると、シナリオを上または下に移動できます。赤い [X] をクリックするとシナリオが削除され、緑色の [+] をクリックするとシナリオが追加されます。

テスト ケースの設定を保存するには、[テスト ケースの保存] をクリックします。 

TestRail での BDD テストの実行

BDD テストは手順ベースのテスト ケースと同様の方法で TestRail 内で実行し、シナリオごとにテスト ステータスを記録することができます。シナリオが追加されている BDD テンプレート フォーマットのテスト ケースを選択し、手順が定義されているテスト ケースを実行する場合と同様に、手動で BDD シナリオを実行できます。

それには、[テスト ランと計画] タブからテスト ケースにアクセスします。
テスト ケースを選択して [テスト結果] をクリックし、テスト ケース内で [+Add Result] をクリックします。次のウィンドウが表示されます。

他のテスト ケースの手順を実行するのと同様に、個々のシナリオを選択して手動で実行します。

.feature ファイルへの BDD テスト ケースのエクスポート

BDD シナリオを作成したら、TestRail から直接シナリオをエクスポートし、自動化フレームワークで使用できます。それには、テスト ケース UI の [編集] ボタンの左にある緑色の [Export to .feature] ボタンをクリックします。

すると、BDD シナリオが .feature フォーマットでエクスポートされます。 

.feature ファイルをテスト ケースとしてインポートする

TestRail の外で BDD シナリオを作成する場合も、作成したシナリオを TestRail にインポートできます。それには、テスト ケース UI で緑色の [Import feature ] ボタンをクリックします。

[+ Select Files] をクリックして .feature ファイルを選択します。[新規テスト ケースの追加] を選択してアップロードされたファイルごとに新しいテスト ケースを作成するか、[既存のテスト ケースの更新] を選択してインポートするファイルのタイトルに従ってテスト ケースを更新できます。[+ Import] をクリックしてファイルをアップロードします。 

フィーチャー全体を 1 つのテスト ケースとしてロードする場合、通常と同じようにテスト ケースにアクセスし、正しくアップロードされたかを確認できます。また、上の BDD シナリオの実行セクションで説明したとおり、個々の手順として実行できるようシナリオを分割する際に、アップロードの結果を確認することもできます。 

API エンドポイントを使用した BDD シナリオのエクスポートとインポート

TestRail API でも BDD .feature ファイルのエクスポートおよびインポート機能がサポートされています。以下の API エンドポイントを使用して BDD ファイルをエクスポートおよびインポートできます。