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参照および欠陥との統合の概要

TestRail プロジェクトと外部の要件管理システム、欠陥および課題トラッカー、その他のアジャイル プロジェクト管理ツールを統合できます。プラグインのように統合を有効化し、ユーザー ストーリー、要件、欠陥、バグ、問題をテスト ケース、ラン、計画、マイルストーンにリンクしたり、TestRail から新しい課題を作成したり、トレーサビリティおよびテスト カバレッジをレポートしたりできます。

要件および参照との統合

テスト ケース、ラン、計画、マイルストーンの [参照] フィールドを使用してテストが必要な要件とリンクできます。 

統合を有効化する必要はなく、単に URL または要件 ID を [参照] フィル―ドにコピー&ペーストします。 そうすると、テスト時の参照情報として、あるいはカバレッジを追跡する目的で、すばやくリソースにアクセスできます。 

参照の表示および追加 URL

要件の追跡に使用しているシステムが要件を表示するための URL に一意の ID が含まれている場合 (たとえば URL https://example.tracker.com/project-1/TR-42 の “TR-42” など)、すべての一意の ID に対してハイパーリンクを自動生成するよう TestRail を設定できます。それには、[管理] > [統合] [参照表示 URL] を指定します。 

設定が完了した後は、テスト ケース、ラン、計画、マイルストーンの参照フィールドに課題 ID をコピー&ペーストすれば、TestRail が自動的にハイパーリンクを生成します。カンマ区切りのリストとして追加することで、1 つのエンティティに複数の参照をリンクすることができます。

外部ツールで新規課題の作成に使用する Web アドレスをブックマークすることもできます。それには、TestRail インスタンスまたはプロジェクトの [参照追加 URL] オプションを設定します。設定すると、TestRail はプロジェクトのすべての参照フィールドの上に [追加] リンクを表示します。このリンクは、外部ツールで課題を作成するための新しいタブを開きます。

参照プラグイン

さらに、チームが使用している外部ツールに対応した参照プラグインが TestRail に用意されている場合、プラグインを使用して TestRail 内からツールのデータを取得できます。参照プラグインを有効化すると、リンクされた参照の上にカーソルを置いて外部ツールからデータを取得し、TestRail 内で参照することができます (ステータス、優先度、コンポーネント、バージョン、担当者など)。ホバリング ポップアップに表示するフィールドを設定できるほか、一部の統合機能では、TestRail を離れることなく外部ツールの情報を編集することもできます。

要件および参照との統合の設定および使用については、参照の統合設定を参照してください。

欠陥、バグ、その他の課題トラッカーとの統合

ランまたは計画にテスト結果を追加する際、[欠陥] フィールドを使用して外部のバグ、欠陥、課題トラッカーで追跡される欠陥、バグ、レポート、その他の課題タイプをリンクできます。 

欠陥の表示および追加 URL

外部ツールで作成した課題の一意の ID をコピー&ペーストすることもできます。欠陥または課題の追跡に使用しているシステムが欠陥を表示するための URL に一意の ID が含まれている場合、追加した ID に対してハイパーリンクを自動生成するよう TestRail を設定できます。それには、[管理] > [統合] [欠陥表示 URL] を指定します。 

設定が完了した後は、テスト ケース、ラン、計画、マイルストーンの欠陥フィールドに課題 ID をコピー&ペーストすれば、TestRail が自動的にハイパーリンクを生成します。カンマ区切りのリストとして追加することで、1 つのエンティティに複数の参照をリンクすることができます。

[欠陥追加 URL] に外部ツールの URL を入力してブックマークし、TestRail プロジェクトですばやく新しいタブを開いて新規課題を入力できるようにすることもできます。設定が完了すると、テスト結果を追加する際、欠陥フィールドの右に [追加] リンクが表示されるようになります。

また、プロジェクト、マイルストーン、計画、ラン、テスト ケースのツールバーに [欠陥] ドロップダウン メニューが表示されます。このメニューを使用すると、TestRail のほとんどの場所からリンクをクリックして外部ツールに移動し、新規欠陥を追加できます。

欠陥プラグイン

チームが使用している外部ツールに対応した欠陥プラグインが TestRail に用意されている場合、プラグインを使用して統合を拡張できます。欠陥プラグインを使用すると、TestRail を離れずに新規課題を作成して外部ツールにプッシュすることが可能になります。欠陥のプッシュ ダイアログをカスタマイズして、課題をサブミットする前にフィールドを編集できるよう、新規課題ビューに表示するフィールドを指定したり、レイアウト設定を変更したり、デフォルト値を設定したりできます。

TestRail がプッシュする課題に対して自動生成する説明フィールドのテンプレートをカスタマイズすることもできます。最も重要なこととして、説明テンプレート内に変数を挿入し、欠陥をプッシュする際にテスト ケース、ラン、計画、マイルストーン、現在のテスト結果から動的にデータを取得することができます。 

欠陥プラグインを設定すると、リンクされた欠陥の上にカーソルを置いたとき、ステータス、担当者、バージョンなどのデータをリアルタイムに参照できます。欠陥ホバリング プレビュー ウィンドウに表示されるフィールドをカスタマイズできるほか、一部の欠陥プラグインでは、TestRail を離れることなく、ホバリング プレビュー ウィンドウから外部ツールのデータを編集することもできます。

欠陥との統合、ホバリング フィールドの設定、欠陥のプッシュ説明テンプレートのカスタマイズについては、欠陥の統合設定を参照してください。