概要
このレポート (Enterprise ライセンス プラン のみで利用可能) は、すべてのプロジェクトにわたる品質ステータスのグローバル ビューを提供し、個々のプロジェクト ステータスを並べて比較することで、どのプロジェクトにより注意を払う必要があるか、どのプロジェクトが完了に近づいているかを特定し、各プロジェクトのリリース可否に関する決定をサポートします。
レポートの作成
前提条件
クロスプロジェクト レポートを有効にするには、[管理] > [ユーザーとロール] > [ロールの編集] にアクセスするか、適切なパーミッションが付与されているかを管理者に問い合わせます。
手順
このレポートを作成するには、フィルタリングやその他の表示オプションをいくつか選択する必要があります。ダッシュボードの [クロスプロジェクト レポート] に移動します。
左側にある [クロスプロジェクト レポートの作成] というタイトルのペインで、[テスト実行] セクションの下の [プロジェクト サマリー] をクリックします。
[レポートの追加] ページには、次の 3 つの主要なセクションがあります。
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- 名前と説明
- レポート オプション: 下で説明されています
- アクセスとスケジューリング: 下で説明されています
レポート オプション
[レポート オプション] にスクロール ダウンします。次の 3つのタブが表示されます: [詳細]、[プロジェクトとマイルストーン]、[アクティビティ]。
詳細
このタブでは、どのタイプのマイルストーン、テスト ラン、および計画を含めるかを、特性に基づいてフィルタリングできます。
プロジェクトとマイルストーン
以下の設定が可能です:
a) 特定のプロジェクトを選択します。 検索およびフィルター (アクティブ/完了済み) オプションを利用できます。
b) [詳細] タブで [特定のマイルストーンを選択] を選択した場合、矢印をクリックすると選択したプロジェクトのマイルストーンが展開されます。ここでも、同じように検索およびフィルター オプションを利用し、レポートに含めたいマイルストーンを選択できます。
アクティビティ
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- プロジェクトの全期間を含め、今日と過去の日付の間で時間枠を選択します。
- 1 つまたは複数のテスト ステータスを選択します。
最後に、TestRail でアクセス可能なプロジェクト データへのリンクを含めるかどうかを選択し、次のセクションに進みます。
アクセスとスケジュール
レポート設定ページ下部の [アクセスとスケジュール] セクションでは、公開と共有の設定を選択します。
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- 管理者グループ以外ともレポートを共有するかどうかを選択します。

- レポートを作成するタイミングについて、次のうち 1つまたは複数のオプションを選択します: [いますぐ]、[API 経由でオンデマンド] (API リファレンスを参照)、[レポートのスケジュール]。

オプション 説明 いますぐ ユーザーが作成すると同時にレポートがロードされ、通知が送信されます。 API 経由でオンデマンド API 呼び出しに基づいてレポートの作成がトリガーされます。 レポートのスケジュール レポートは特定の日時に作成されます。レポートが再実行されたときに作成するよう設定できます。 - 最後に、レポートを誰とどのように共有するかを選択します。以下の点に注意してください:
- 選択したすべてのプロジェクトにアクセスできないユーザーは、リンク経由でレポートにアクセスできません。
- チーム外のメンバーと共有するには、外部電子メールアドレスを入力し、PDF または HTML を選択します。
- HTML の添付ファイルとしてレポートを送信すると、インタラクション (グラフのホバー テキストや表の展開および折りたたみ) が可能になりますが、電子メール プロバイダーによっては添付ファイルがブロックされる場合があります。 その場合、PDFの添付ファイルを使用できます。これは、それほどスクロールの必要がない小さなレポートに最適です。
- 管理者グループ以外ともレポートを共有するかどうかを選択します。
これですべてです。クロスプロジェクト レポートの設定が完了しました。スクロール ダウンし、[レポートの追加] をクリックしてレポートを生成します。
レポートの見方
含まれるデータによっては、レポートの生成に数分かかる場合があります。レポートの生成が完了したら、以下を参照して解釈できます。レポートを参照するには、[クロスプロジェクト レポート] タブに移動し、リストにある適切なレポートをクリックします。
ヘッダー
レポートがいつ、誰によって作成されたか、また、どのフィルターが使用されたかに関する情報が表示されます。
レポートに含まれるプロジェクト
このセクションには、レポートに含まれるプロジェクトの数が表示されます。管理者は、どのステータスを実行済みまたは未実行とみなすかを設定できます。
テスト実行
集計されたプロジェクトのテスト ステータスの分布が表示されます。
主要なテストに関する見通し
このセクションには、テストの合格、失敗、実行済み、未実行の割合が高い上位 5 つのプロジェクトが表示されます。
ステータスの内訳 (アクティブ)
ステータスの内訳は、アクティブなプロジェクトが対象になります。完了済みのプロジェクトは次のセクションで扱われます。このセクションには、各プロジェクトの詳細なステータス情報や、選択されたマイルストーン、関連するテスト計画、テスト ラン、およびテストの数に関する値が表示されます。グラフにカーソルを合わせると詳細が表示され、下の表を展開するとマイルストーンのデータが表示されます。
完了済みのプロジェクト
このセクションには、完了済みのプロジェクトだけを対象として、前のセクションと同じ情報が表示されます。
展開と折りたたみ
このレポートの表は展開すると非常に長くなる可能性があるため、レポートの上部ヘッダーにある [展開] および [折りたたみ] ボタンを使ってナビゲーションを容易にし、レポートの表示をよりコンパクトにするか、より詳細にするかを選択できます。














