Cassandra から MySQL および MS SQL への移行プロセス中、移行前の添付ファイルをコピー、リネームして新しいファイルが作成されますが、移行前の添付ファイルは自動削除されないため、添付ファイルディレクトリに残る不要な古いファイルを削除する必要があります。
※削除しないままでも TestRail を利用できますが、添付ファイルのディレクトリ容量が通常の2倍になります。
要件
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- 重要: Cassandra の廃止プロセスが完了している必要があります。
- PHP(コマンドラインインターフェース)
- 添付ファイルディレクトリの読み取り/書き込み権限
スクリプトの実行
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- 添付ファイルのディレクトリをバックアップを取得します。
- シェル (ターミナル、PowerShellなど) を開き、<TestRailインストールディレクトリ>\deprecation_script ディレクトリに移動します。
- ドライラン モードで実行して、削除されるファイルの内容をプレビューします。(ドライランでファイルは削除されません。)
php remove_cassandra_attachments.php <添付ファイルディレクトリ> --dry-run
- 生成される cassandra_files_to_delete.txt ファイルを開き以下のことを確認します。
- エラーが発生していないこと
- 「Total files deleted: xxx」で表示されるファイル数が添付ファイルディレクトリに存在するファイルのおおよそ半数であること。(添付ファイルディレクトリには添付ファイルではないテストケースのインポート用のCSVファイルやXMLファイルも含まれているため、厳密にはファイル数が半分にはなりません。)
- 通常モードでスクリプトを実行します。
php remove_cassandra_attachments.php <添付ファイルディレクトリ>
トラブルシューティング
出力されるエラーメッセージの内容に合わせて、適切に対処する必要があります。
Error: “No files found matching naming convention”
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- Cassandra の廃止プロセスが完了していることを確認します。
- 添付ファイルディレクトリに新しい命名規則で移行されたファイルが含まれていることを確認します。
Error: “Directory does not exist or is not readable”
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- 添付ファイルディレクトリへのパスを確認します。
- 添付ファイルディレクトリの読み取り権限を確認します。
Permission denied when deleting files
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- スクリプトの実行ユーザーが添付ファイルディレクトリ内のファイルに対して削除権限を持つことを確認します。
- 必要に応じて sudo コマンドで実行することを検討してください。
Error writing dry run output file
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- スクリプトの実行ユーザーが <TestRailインストールディレクトリ>\deprecation_script ディレクトリへの書き込み権限を持つことを確認します。
- 十分なディスク容量があることを確認します。