テストケースフィールド

TestRail の主要な機能の 1 つがテストケースの作成と管理です。テスト ケースはソフトウェア テストの基本要素であり、ユーザーが意味のある情報を追加できるフィールドを多数持つことができます。情報をフィールドとして持つと、たとえばテスト ランなどで、フィールドを条件として簡単にテストをフィルタリングできます。このセクションでは、テスト ケースの作成時に設定できるさまざまなフィールドの概要を説明します。

以下は、TestRail のデフォルトのテスト ケース フィールドです。

• • タイトル – タイトル フィールドは、テスト ケースを要約する必須フィールドです。このフィールドは、テスト ケースが何をテストするのかを明確に示すよう、じゅうぶんに説明的でなければなりません。
  • セクション – セクション フィールドは、テスト ケースのセクションを指定する必須フィールドです。このフィールドは、セクションが別のセクションやサブセクション内にテストされた階層構造でテスト ケースを整理するのに役立ちます。セクションおよびサブセクションの使用方法の詳細については、セクションを参照してください。
  • テンプレート– テンプレート フィールドは、事前定義済みのテスト ケース テンプレートを選択する必須フィールドです。このフィールドは、テスト ケースが正しく構造化され、必要な情報がすべて含まれるようにするのに役立ちます。TestRail には、いくつかの事前定義済みテスト ケース テンプレートがあります。例:
    • Test Case (Text)
    • Test Case (Steps)
    • Exploratory Session
    • Behaviour Driven Development
  • タイプ– タイプ フィールドは、テスト ケースのカテゴリを指定する必須フィールドです。タイプには、機能、レグレッション、パフォーマンス、ユーザービリティなどがあります。テスト ケースをカテゴリ分けすると、特定のタイプのテストをすばやくフィルタリングしたり検索したりして、テスト作業を円滑にできます。
  • 優先度 – 優先度 フィールドは、テスト ケースに優先度レベルを割り当てる必須フィールドです。このフィールドは、テスト作業に優先順位を付け、重要な機能がじゅうぶんにテストされるようにするのに役立ちます。また、時間やリソースが限られている場合に、まず実行するべきテストを判断するのにも役立ちます。デフォルトでは、このフィールドには以下の優先度が設定されます。
    • Critical
    • High
    • Medium
    • Low
  • ステータス TestRail Enterprise – ステータス フィールドは、テスト ケースの現在のステータスを指定する必須フィールドです。ステータスは、テスト ケースのレビューと承認ワークフローを構成します。「テスト ケースの承認」のためにステータスを使用できるのは、エンタープライズ版の TestRail だけです。デフォルトステータスは次のとおりです。
    • Draft
    • Review
    • Approved
  • 担当者 TestRail Enterprise – 担当者フィールドは、テスト ケースの設計を担当するメンバーを指定する任意フィールドです。このフィールドは、テスト ケースのレビューと承認ワークフローの一部であり、テスト ケースの草案作成/レビューを行う責任を指定されたチーム メンバーに委譲するために使用されます。
  • 見積り – 見積りフィールドは、 テスト ケースの実行にかかる時間の見積りを指定する任意フィールドです。たとえば、10 秒 (10s)、1 分 (1m)、10 分 (10m) または 1 時間 (1h) などを指定します。このフィールドは、テスト作業を評価し、所定の時間内に必要なテストを確実に実行できるようにするのに役立ちます。また、時間がかかるため、追加のリソースを必要とする可能性があるテストを判断するのにも役立ちます。
  • 参照 – 参照フィールドは、 テスト ケースを実行するのに必要な関連文書や参照マテリアルを指定する任意フィールドです。参照フィールドは、主に、テスト ケースがカバーする課題トラッカー内の要件を指定するために使用されます。このフィールドの使用方法および参照との統合の詳細については、参照および欠陥との統合の概要を参照してください。