テクマトリックス TestRail クラウドでは、利用ユーザー数に応じて、10GB から 50GB までの範囲でストレージ容量の上限値が決められています。ストレージ容量は、TestRail 上での添付ファイルやレポートファイルの利用で消費されます。なお、有償にてストレージ容量を追加することで最大 200GB まで緩和できます。テクマトリックス TestRail クラウドサービスのサービス仕様についてはこちらをご確認ください。
ストレージ容量の大半を占める添付ファイルは、[管理] エリアの [データ管理] タブで管理できます。
データ管理
TestRail7.1から、 TestRail 管理者 に対して、[データ管理] ページが追加され添付ファイルの整理と管理が容易になりました。
添付ファイルライブラリ
[添付ファイル ライブラリ] では、TestRail のすべてのプロジェクトでアップロードされたすべてのファイルを一元的に表示および管理できます。
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ファイルの選択
個々の添付ファイル、現在のページに表示されているすべてのファイル、ライブラリ内のすべての添付ファイルを選択するか、フィルター (アップロード日付など) を使用して一致するファイルを一括処理できます。 -
フィルタリング オプション
アップロード日などの条件で添付ファイルをフィルタリングします。[孤立アイテム] フィルターを使用すると、テスト ケース、テスト ラン、その他のエンティティにリンクされていないファイルを識別できます。 -
検索
検索バーを使って、名前によって特定の添付ファイルをすばやく見つけることができます。 - 一括選択オプション: 新しいオプションを使用して添付ファイルを簡単に選択できるようになりました。
- すべて (表示中) を選択する: 現在のビューに表示されているすべての添付ファイルをすばやく選択できます。
- すべて選択しない: すべての添付ファイルの選択を解除します。
- ライブラリ内のすべての添付ファイルを選択: ライブラリ全体のすべての添付ファイルを選択し、包括的に管理できます。
- 適用されたフィルタに一致するすべての添付ファイルを選択: 特定のフィルター条件に基づいて添付ファイルを効率的に管理できます。
- アップロード日フィルターの拡張: アップロードされた日付で添付ファイルを並べ替えたり、管理したりするのに役立つ新しいフィルターが追加されました。
- 「今年」
- 「去年」
- 詳細の表示
添付ファイルをクリックして、ファイルの詳細と関連するメタデータを表示します。
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ストレージを増やしたり、データを削除したりする方法
TestRail のストレージの上限に近づいている、または超えている場合、主に次の 2 つの選択肢があります。
ストレージを増やす
テクマトリックス TestRail クラウドでは有償にてストレージ容量を追加することで最大200GBまで緩和できます。詳細については、当社にお問い合わせください。
未使用データの削除
ストレージの使用量を減らすには、次の対処方法を検討してください。
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使用されなくなった古いプロジェクト を削除する
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使用されなくなった古いテスト ランおよびテスト計画を削除する
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孤立添付ファイル フィルターを使用して、どのエンティティにもリンクされていないファイルを削除する
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TestRail Server (オンプレミス) プランに移行して、データとストレージを完全に制御する
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古いプロジェクトを削除する
不要になった古いプロジェクトを削除してスペースを確保することもできます。それには、[管理] エリアの [プロジェクト] エリアに移動します。不要なプロジェクトの横にある赤い × 印をクリックし、確認ダイアログで削除を確定してください。
※この操作によって、テスト ケースと結果のほか、プロジェクトに含まれるその他すべてが削除されます。操作を元に戻すことはできません。
古いテスト ランと計画の削除
ストレージを抑制するもう 1 つの方法は、古いテスト ランやテスト計画を削除することです。テスト ランおよびテスト計画を削除すると、関連付けられた結果、添付ファイル、その他のテスト データがインスタンスから削除されます。TestRail UI でこの操作を行うには、[テスト ランと結果] タブで削除するテスト ランを選択します。[編集] をクリックすると、右側のペインにテスト ランを削除するオプションが表示されます。オプションをクリックし、確認ダイアログで削除を確定してください。
※この操作によって、ランのすべてのテストと結果も削除され、元に戻すことはできません。
テスト計画を削除するには、[概要] タブまたは [テスト ランと結果] タブでテスト計画を選択します。[編集] をクリックすると、右側のペインにテスト計画を削除するオプションが表示されます。オプションをクリックし、確認ダイアログで削除を確定してください。
※この操作によって、計画に関連付けられたすべてのすべてのテスト ランと結果も削除され、元に戻すことはできません。
また、TestRail の API を利用し、‘delete_run’ および ‘delete_plan’ API メソッドを使用して古いテスト ランおよび計画を削除することもできます。TestRail インスタンスから大量の古いデータを削除する必要がある場合、API を使用すると、テスト ランおよびテスト計画の削除を自動化できます。 ‘get_runs‘ メソッドおよび ‘get_plans‘ メソッドとフィルター (created_before など) を組み合わせて、古いテスト ランおよびテスト計画の ID のリストを取得します。その後、不要になったテストランおよびテスト計画に対して、 delete_run または delete_plan を使用します。
TestRail Server への移行
もう 1 つの選択肢は、クラウド インスタンスから自社のサーバーに移行することです。上記のストレージ制限は、TestRail Cloud をご利用のお客様にだけ適用されます。TestRail Server には、デフォルトではストレージの制限がないため、ストレージの上限は、お使いのサーバーのシステム構成とリソースに依存します。
クラウドからサーバーに移行したい場合は、当社にお問い合わせください。



