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レポートのユース ケース

概要

TestRail は、レポート モジュールにまとめられたレポート機能により、多数のレポート機能を提供します。このマニュアルは、可視性の強化とソフトウェア開発ライフサイクル (SDLC) 全体にわたるテスト アクティビティのモニタリングに TestRail のレポート機能が特に役立つユース ケースを紹介します。

テスト トレーサビリティのモニタリング

ソフトウェア テストで重要な点の 1 つは、実装された定義済み要件が、機能テストおよび/または非機能テストによって適切に検証されているかを確認することです。以下では、TestRail を使用して 要件および欠陥のトレーサビリティ レポートを生成する方法を詳しく説明します。

リンクされた要件を持つテスト ケース

目的: 1 つまたは複数のリンクされた要件 (参照フィールド) を持つすべてのテスト ケースを表示します。
使用するレポート/テンプレート: 参照のカバレッジ レポート
セットアップの手順:

      1. TestRail レポートタブに移動します。
      2. 「参照のカバレッジ」レポート テンプレートを選択します。
      3. レポート名と説明を「リンクされた要件を持つテスト ケース」 に変更します。
      4. [テスト ケース] セクションで [参照があるテスト ケース] オプションだけを選択します。
      5. 任意のアクセシビリティおよびレポート作成設定を選択します。
      6. [レポートの追加] をクリックしてレポートを作成します。

リンクされた要件がないテスト ケース

目的: リンクされている要件/トレーサビリティがない (参照テスト ケース フィールドが空) すべてのテストケースを表示します。
使用するレポート/テンプレート: 参照のカバレッジ レポート
セットアップの手順:

      1. TestRail レポート モジュールに移動します。
      2. 「参照のカバレッジ」レポート テンプレートを選択します。
      3. レポート名と説明を「リンクされた要件がないテスト ケース」 に変更します。
      4. [テスト ケース] セクションで [参照がないテスト ケース] オプションだけを選択します。
      5. 任意のアクセシビリティおよびレポート作成設定を選択します。
      6. [レポートの追加] をクリックしてレポートを作成します。

リンクされた欠陥があるテスト実行

目的: 検証に失敗し、欠陥にリンクされているテスト ケースおよび対応するテスト ランを表示します。
使用するレポート/テンプレート: 参照のサマリー (欠陥) レポート
セットアップの手順:

      1. TestRail レポート モジュールに移動します。
      2.  [欠陥] セクションで [参照のサマリー] レポート テンプレートを選択します。
      3. レポート名と説明を「リンクされた欠陥を持つテスト ケース」 に変更します。
      4. [テストケース] セクションで [テスト ランの追加] リンクをクリックし、レポートするテスト ランを追加します。
      5. 任意のアクセシビリティおよびレポート作成設定を選択します。
      6. [レポートの追加] をクリックしてレポートを作成します。

リリースのテスト アクティビティの表示

リリース サマリー レポートは、リリース (マイルストーン) イベントに関連するすべてのテスト アクティビティの全体像を提供し、リリースの最終段階でテスト アクティビティをまとめたり、ステークホルダーの承認を支援したりするのによく利用されます。洞察は、TestRail 内で設定/ユーザー定義できるマイルストーンに限定されます。

リリースのテスト実行サマリー

目的: 特定のリリース (マイルストーン) に関連するすべてのテスト実行を表示します。
使用するレポート/テンプレート: マイルストーン サマリー レポート
セットアップの手順:

      1. TestRail レポート モジュールに移動します。
      2. [サマリー] レポート セクションで [マイルストーン] レポート テンプレートを選択します。
      3. レポート名と説明を「リリース <バージョン番号> のテスト実行サマリー」に変更します。
      4. [Milestones & Details] セクションで目的のリリース マイルストーンだけを選択します。
      5. 任意のアクセシビリティおよびレポート作成設定を選択します。
      6. [レポートの追加] をクリックしてレポートを作成します。

リリースのテス作業負荷の管理

ソフトウェア チームへの要求は増加するいっぽうであり、エンジニアリングおよびテスト リーダーは、所定のリリース (マイルストーン) の作業負荷およびテスト割り当てのステータスを日々管理および評価しています。次のレポートは、TestRail 内でのテスト割り当ての追跡と作業量のサマリーを容易にするのに役立ちます。

目的: 特定のリリース (マイルストーン) の作業負荷とテスト割り当ての内訳を表示します。
使用するレポート/テンプレート: 作業負荷のサマリー レポート
セットアップの手順:

      1. TestRail レポート モジュールに移動します。
      2. [サマリー] レポート セクションで [作業負荷のサマリー] レポート テンプレートを選択します。
      3. レポート名と説明を「リリース <バージョン番号> のテスト作業負荷レポート」に変更します。
      4. [ユーザーと詳細] セクションで、必要なチームメンバーだけを選択するか、TestRail のすべてのユーザーを含めます。
      5. [テスト セクションで、レポートをフィルタリングする条件を選択します。次の例では、日付範囲を使用して、直近 1 ヶ月間のユーザー作業量だけにフィルタリングしています。
      6. [セクション&テスト] セクションで、1 つまたは複数の テスト ランを選択します。
      7. 任意のアクセシビリティおよびレポート作成設定を選択します。
      8. [レポートの追加] をクリックしてレポートを作成します。